ネコブームには単に「カワイイ」だけではない意味がある。
ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか
ネコブームには単に「カワイイ」だけではない意味がある。
ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか
収録作品
はじめに:「ヒトラーの犬」VS「チャーチルの猫」
第一章:猫を愛するすべての自由人へ
第二章:ヒトラーとナチスと犬
第三章:大成長と合理主義、江戸の「猫性の社会」
第四章:戦時体制から戦後日本の「犬性の社会」
おわりに:「犬性」から「猫性」へ 変動する日本人
第二章:ヒトラーとナチスと犬
第三章:大成長と合理主義、江戸の「猫性の社会」
第四章:戦時体制から戦後日本の「犬性の社会」
おわりに:「犬性」から「猫性」へ 変動する日本人
内容紹介
ヒトラー、蒋介石、ナポレオン、ヴィクトリア女王、プーチン…なぜ世界中の独裁者は猫が嫌いで犬が好きなのか!?
「ネコブームには単に“カワイイ”だけではない意味がある」
注目の若手論客が、空前の「猫熱」から日本社会を読み解く!
猫がなぜカワイイのか。理由など無い。猫のかわいさは絶対だからだ。猫がカワイイことに理屈を求めてはいけない。
しかし、猫を溺愛する社会には意味があることを筆者は発見した。と同時に、犬を溺愛する社会には、猫を愛する社会と対極の意味を持つことも筆者は発見する。
ヒトラーは犬を溺愛したが猫を無視した。ナチスはドイツ人に犬や狼のあり方を理想として強制した。これは単なる偶然ではない。猫と犬、この二つの似て非なる生き物を巡る人々の嗜好は、そのまま社会の特徴を現すシンボルなのである。
「犬VS猫」という全く新しいパースペクティブによって、世界史、日本史を読み直す!