ドラクエは日本の文学とポップカルチャーのすべてである!
文学としてのドラゴンクエスト 日本とドラクエの30年史
ドラクエは日本の文学とポップカルチャーのすべてである!
文学としてのドラゴンクエスト 日本とドラクエの30年史
収録作品
▼序章:文学としてのドラゴンクエスト
▼第一章:ドラクエ前夜
早稲田大学からポートピア連続殺人事件
▼第二章:キミが勇者になる
ドラクエの誕生
▼第三章:堀井雄二と村上春樹のデタッチメント
ロト三部作
▼第四章:大きな物語の消失
天空三部作
▼第五章:「ドラクエ」らしさの集大成と新しい時代へ
ドラクエVIIからドラクエXIII
▼第六章:ネットワーク上のもう一つの人生
ドラクエIXからドラクエX
▼終章:そして伝説へ
ドラクエXI
▼第一章:ドラクエ前夜
早稲田大学からポートピア連続殺人事件
▼第二章:キミが勇者になる
ドラクエの誕生
▼第三章:堀井雄二と村上春樹のデタッチメント
ロト三部作
▼第四章:大きな物語の消失
天空三部作
▼第五章:「ドラクエ」らしさの集大成と新しい時代へ
ドラクエVIIからドラクエXIII
▼第六章:ネットワーク上のもう一つの人生
ドラクエIXからドラクエX
▼終章:そして伝説へ
ドラクエXI
内容紹介
堀井雄二と村上春樹。僕が両者に通底しているところがあると考えるのには、根拠があります。鍵となるのは前述した、1985年に出された村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』と、その3年後に出された『ドラクエIII』です。──本文より
2016年に誕生30周年を迎えた『ドラゴンクエスト』シリーズ。ドラクエの作者・堀井雄二は「物語を体験する」ゲームを作り続けてきました。あるいは、あなた自身が主人公になることが出来る文学を描き続けてきたとも言えるでしょう。
その試みは、実は村上春樹や、ライトノベルといった日本のすべてのポップカルチャーの進歩と密接な関係があるのです。いま、ドラクエが切り開いた新しい文学の地平への冒険が始まります。
カバーイラスト:西島大介